待機児童は減っている？

近年増加の一途を辿る待機児童ですが、そんな待機児童の数をゼロにした東京の都市や横浜市のようにゼロ目前に迫っているということがきかれます。

そのような都市では、保育所の増設、パートタイマーの積極採用によって、子供を預けられる場所そのものを増やす取り組みが積極的に行われており、その結果、待機児童の数をゼロにする事に成功したとされています。

とはいえ、実質問題、待機児童の数はゼロとされていますが、隠れ待機児童の数が問題になっているのが現状。

例えば、第六希望まで書いても調整が取れないようなご家庭もあるほど、細かい部分を見てみると、まだまだ課題はあるようです。

だからこそ、今後も更なる保育所増加、人材の確保が必要とされているのが実情なのです。

待機児童がゼロなのに、保育士が不足しているのはなぜ？

待機児童がゼロを継続するには、一人一人の保育士の数が足りているかどうかを見ていかなければなりません。

保育施設によっても異なりますが、保育士1人辺りの児童担当数を増やすことで、児童の受け入れ人数を増やすという対処法を実践している場所もあります。

待機児童の数は減少しますが、保育士一人一人の負担が増加し、保育士の負担が増えてしまします。

その結果保育士そのものを辞めてしまったり、保育士になることを敬遠してしまったりする人が増えてしまいます。

また、保育士資格を持たない人材の大量採用は、保育士不足を引き起こす原因になっているでしょう。
この背景には、保育士資格を持つ人材の応募あまりにも少なく、保育士資格を持たない人材を積極採用してしまった結果、新しく保育士資格を持つ人材を雇い入れる余裕が無くなるという保育所があるからです。
こちらは稀なケースではありますが、こうした人材雇用のバランスの乱れも、保育士が不足する原因に繋がっている場所もあるのです。

解決策は？

保育士の人材を増やす為には、1にも2にも、保育士の労働環境そのものの見直しが最優先と言えるでしょう。

保育士資格を持つ方の中には、現場の労働環境の過酷さから、全く別の職業に就いてしまう方もいるいわゆる「潜在保育士」が増加しています。

せっかくの保育士資格保持者が他業界に流れてしまわないよう、人材の接客雇用、環境改善を行うことが、今後の課題としてあげられています。

保育士求人はどう探す？

いくら、待機児童の数が減らないからといって、劣悪な環境では働きたくはないものです。

給与面や、働き方など自分のライフスタイルに合った職場を探すには保育士専門の求人サイトを利用しましょう。

各地域別に絞って探すことができるので、比較やメリットを確認しながら進めていけるでしょう。