面接官には細かい身だしなみが見られている
就職活動において第一印象は非常に重要です。
見た目と仕事の出来・不出来は関係ないと強弁される人もいますが、それは社会人となって実績を十分に積んでからの話であってまだ十分に社会人経験のない人が言って良い言葉ではありません。
就職活動における見た目というのは世間一般的に求められているビジネスの常識をきちんと守ることができるかどうかをビジュアルとして示すものですので細かい部分にまでしっかりこだわって用意をしておきたいところです。
男性の場合にはまず必須となるのがビジネススーツの着こなしです。
就活用のビジネススーツは就職活動が近づく夏頃から売り出しをするようになりますが、最近の傾向として直接的な面接などの就職活動以外にも説明会やインターンシップなど多くの場所でスーツは必要となるので早めに用意しておくとよいでしょう。
就活スーツは高価なものを選ぶ必要はなく、専用のものとして販売されていればそれで十分です。
ただしNGとなるのがビジネス向けでないカジュアルテイストが強いものです。
業界によってはOKとなることもありますが、基本的には黒または紺色のものを選びます。
グレーも一応は就活向けとしてOKとなっていますが、あまり色は明るめのものにしない方が無難です。
スーツと一緒に購入しておきたいのが一緒に着用するワイシャツで、こちらは社会人になってからも何かと使えるものですのでまとめて一週間分くらい（5枚くらい）買っておくと便利です。
男性用スーツは一昔前と比べて随分おしゃれなものが増えていますが、就活の場においてはあまり個性的でない白色を選んでください。
むしろこだわりたいのがサイズ感で、首周りや腕の長さなどしっかり体型に合うものを選びます。
初めてでサイズの測り方がわからないときは遠慮せずお店の人に計測してもらってください。
清潔感が何よりも重要です
ワイシャツが白の場合、襟元や袖口に汚れがあると非常に目立ちます。
なので汗をかかない冬場の活動でも手抜きをせずに一日使用したシャツは洗濯をしてパリッとしたものを毎日着用するようにしましょう。
就活においては清潔感があるかどうかが一番のキモとなりますので、肩口のフケや髪の毛のべたつき、のびた髭などは最NG事項です。
またビジネススーツには基本的な着こなし方法が決まっています。
ベルトと革靴の色を統一することや、靴下の色は黒もしくはスーツの色とおなじものにすること、腕時計は必ずつけるといったことです。
よく言われることですが、就職活動においては実際の面接の場面よりも入るまでの態度の方が厳しく見られます。
建物の近くに来るまでにしっかり準備をしておき、会場近くでだらしない格好にならないように気をつけましょう。